「え?これは、なんですか?」
と聞かれます。
なんと、ひらがなやカタカナの前にも、
2000年以上前の古代日本に
文字がありました。
それは、
「ヲシテ文字」
と呼ばれています。
文字自体に、
意味やパワーがあります。
そんな素敵なヲシテ文字を
たくさんの人に手に取ってもらえるよう
アートにしました。
それが、Woshite Artです。
●ヲシテ文字とは?
ヲシテ文字は、
日本の古代文字の一つで、
2000年以上前に使われていたと言われてます。
現在、一般的に使われる「漢字」や「仮名」が
伝わる前の日本で使用されていたとされ、
特に日本の神話や古代史に関連があると
考えられています。
主に「ホツマツタヱ(秀真伝え)」と
呼ばれる古代文献に使用されていることから
知られています。
ヲシテ文字は、
・子音を表す部分
・母音を表す部分
2つの組み合わせで、ひらがなと同じ、
四十八音で構成されています。
●フトマニ図とは?
フトマニ図は、
48のヲシテ文字を円形に並べた図表です。
この円形の構造は、
宇宙の調和や循環、自然のバランスなど、
日本の古代信仰や宇宙観を表す
神聖な図形として、
宇宙の誕生や生命の源泉を象徴する
概念が込められているとされています。
またフトマニ図は、
豊受大神(トヨケ神)が
伊邪那岐命(イザナギ)
伊邪那美命(イザナミ)
という二柱の神に授けた、
「神の座席図」とされています。
円形に配置された一文字一文字を神に見立て、
48の神々が鎮座している様子を
表現していると言われています。
●ヲシテ文字の歴史とその背景
ヲシテ文字が使われていたとされる時期は、具体的に明確な証拠が少ないため正確には分かっていませんが、一般的に2000年以上前、弥生時代やそれ以前の古代日本で使用されていたと考える説があります。特に『ホツマツタヱ』という文献に基づいて、ヲシテ文字は漢字が伝来する前の時代に使われていたという主張があります。
1、縄文時代・弥生時代(紀元前数世紀~紀元後):
ヲシテ文字が使われていたとされるのは、漢字が日本に伝来する前の時代。弥生時代から古墳時代初期(紀元前数世紀~紀元後)にかけて、日本にはまだ漢字文化が浸透していませんでした。この時代、ヲシテ文字は日本独自の表音文字として、言葉を記録したり、神々への祈りや伝承を残すために使われたとされています。
2、漢字の伝来と影響(4世紀~5世紀):
4世紀から5世紀頃、中国から漢字が日本に伝来し、記録や行政に使われるようになります。漢字の普及に伴い、ヲシテ文字は徐々に使われなくなり、代わって漢字を基にしたひらがなやカタカナが日本語の書記に使われるようになりました。
3、忘れ去られた時代:
漢字が主流になると、ヲシテ文字は次第に忘れ去られました。『ホツマツタヱ』や『フトマニ図』など、ヲシテ文字が使われていた文献は長い間埋もれてしまい、歴史の表舞台から消えていきます。この時期、ヲシテ文字はほとんど使われなくなり、記録としても残ることが少なくなりました。
4、近代の再発見(20世紀以降):
20世紀に入ってから、一部の研究者や歴史愛好者がヲシテ文字に注目し、『ホツマツタヱ』のような古代文献の存在とともに再発見されました。彼らは、ヲシテ文字が日本固有の文字体系であり、古代日本の文化や宗教、歴史を理解する手がかりとして価値があると主張しました。
●Woshite Artの誕生
2022年、ヲシテ文字と出会い、
その日本文化の素晴らしさや、
文字1つ1つの意味を知っていくうちに、
たくさんの人に
手に取ってもらいたいという思いから、
アートにしました。
それが、Woshite Artの誕生です。
そして、このWoshite Artを通して
たくさんの人たちに
喜んでもらっています。
このWoshite Artは、
人の数だけいろんな楽しみ方が
あると思います。
・自宅にかざる
・アートを楽しむ
・文化や歴史を知る
それでは、
Woshite Artを楽しんください。
中田 笑美子(なかた えみこ)
1971年 大阪生まれ
大阪芸術大学工芸学科卒業
幼い頃からアートに親しみ、大阪芸術大学工芸学科で学ぶ。第49回堺市展「奨励賞」、第50回堺市展「ロータリー賞」など数々の受賞歴があり、一時はシングルマザーとして子育てに専念するためアートの世界から離れるが、2023年に活動再開。
現在までの制作作品は1000点を超えており、Kawaii(カワイイ)をテーマにした現代絵画を得意とし、作品を通して日本文化や言葉の素晴らしさを世界に広めている。